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CAMWorks 2019 SP0 64bit 日本語版

【2023,12月】 「CAMWorks」は主に部品加工分野をターゲットとしたフィーチャーベースのソリッドCAMパッケージソフトウエアです。2次元ポケット、穴あけ加工、同時5軸加工、旋盤加工のほか、4・5軸のマシニングセンタやワイヤーカット、複合旋盤にも対応しています。 3次元データから2次元加工が可能であること、さらにデータベースの構築により自動フ...
製品 CAMWorks バージョン 2019 SP0 (64bit)
言語 日本語版 分類 CAMソフト

CAMWorks  加工工程の自動化と高度化に貢献

CAMWorks®は、直感的な操作性を重視して設計された、フィーチャーベースのCAMアプリケーションです。やさしい操作性でありながらも先進機能を搭載した高機能なコマンド群を搭載しており、汎用性に優れた自動化ツールと相まって、導入後すぐに生産性と収益率の向上を実感頂けます。

CAMWorks®は、自動車、オートバイ、航空宇宙、電機、医療機器など幅広い製造業のお客様にご利用頂き、加工工程の自動化と高度化に貢献しています。

CAMWorks

CAMWorks   製品情報

CAMWorks   CAMWorks®はあなたと一緒に加工を考えます

CAMWorks®は世界に先駆けて、ソリッドモデルから加工すべき形状を自動的に認識する技術(AFR: Automatic・Feature・Recognition)をCAMシステムへ搭載しました。操作される方の有能な助手として、その機能を日々成長させています。

CAMWorks   設計変更に追従します

SolidWorks完全アドインですから、設計変更によるモデルの変形にも自動的に追従します。

設計変更に追従します

CAMWorks   加工データ作成に関わる全ての工程を効率化

CAMWorksの活動フィールドは、ツールパス作成だけではありません。

加工データ作成のすべての工程にわたって支援する機能を持ち作業を効率化します。

モデル確認と修正 様々なフォーマットに標準対応しており、取引先ごとに異なる様々なデータ形式に対応できます。 もちろん世界標準3D CADのSolidWorksですから、モデリング機能も充実です。
オフラインでの加工検討 SolidWorksの持つ強力なアセンブリ機能を活用して、実機上と同じ検討がオフラインで行えます。もちろん優れたCAD機能を使った治具設計も可能で、加工検討が終われば、そのまま図面化して作成手配できます。
工程設定・ツールパス作成 AFRでの加工形状認識に併せ、加工データベース(TechDB)を装備。認識から工程展開までを自動化し、データ作成を大幅に効率化します。 また自動プロの置き換えとして、手動でのパス作成も簡単に行えるよう設計されており、複雑な動作にも臨機応変に対応できます。
検証 ワークと工具だけでなく、イケールや治具までを表示してシミュレーションを行えるため、総合的な干渉をチェックできます。また加工終了形状とモデルとの比較も行えるため、加工残りの把握が容易です。
加工指示 加工部署へ加工内容を正確に伝えるため、様々な様式の出力に対応してます。
MS ACCESS帳票/XML/eDrawings

CAMWorks  2.5D/穴あけ加工

CAMWorks  穴やポケットを自動的に認識してツールパス作成

AFR(Automatic Feature Recognition)機能が、忙しいあなたに代わってCAMWorksが加工を考えます。

CAMWorks◆AFR穴認識

モデル中の円筒穴を探し、複数工程の穴加工を自動的に割り当てられます。また同時に穴の向きも考慮され、加工面毎にグループ分けされます。横型MCなど回転軸を持つ加工機なら、回転軸角度を自動的に制御して、多方向に向いた穴を一度に加工するデータも作成できます。(Lite版を除く)

CAMWorks◆AFRポケット認識

様々な加工形状に合わせ、効率の良い工具経路を自動生成します。このとき開口部のあるポケットや異形の島も自動認識しますので、面倒な加工定義は必要ありません。またポケット加工完了後に輪郭や底面の仕上げを加えるなど、複数の工程も割り当て可能です。

CAMWorks◆履歴のない外部インポートモデルでも認識可能

AFRは履歴のない外部インポートモデルにも適用できますから、取引先毎に異なる3Dデータ形式にも柔軟に対応できます。

履歴のない外部インポートモデルでも認識可能

CAMWorks  対話での操作も簡単・思い通りにパス作成

CAMWorksはAFRでの自動処理だけでなく、対話での操作にも優れています。自動プロの様に図形入力を行ったり、DXFなど取引先からの2次元CADデータから加工指示を行ったりでき、簡単な操作で思った通りの工具軌跡が作成可能です。

CAMWorks◆図形入力

使いやすさで定評のあるSolidWorksのスケッチ機能を使って、加工経路を入力できます。作成された図形は加工経路に使用することはもちろん、除外エリアとして、工具を進入させたくない領域等としても使え、簡単な手順で干渉が防げます。また3Dスケッチ機能を使えば、曲面上を走るすじ彫りにも対応します。

CAMWorks◆外部CADデータの入力

DXFやDWG等の2次元データを簡単・正確に読み込むためのウイザードを用意しています。実行するとデータをプレビューしながら、不要な図形・レイヤの削除や、要素間のつながり精度の修正など、加工に適した図形に直して取り込めます。 3Dデータでは、IGESやSTEPはもちろん、UG-NXやPro-E等の3D CADシステムで保存された生のデータを読み込む機能を標準で搭載。またそれ以外でも豊富なSolidWorksのアドインソフト群により、様々な取引先のCADデータを扱えます。

CAMWorks   多彩な加工動作を実装した2.5次元加工モジュール

CAMWorks2.5次元加工モジュールは荒加工、輪郭加工(仕上げ加工)、面加工、穴あけ加工などから構成されています。

CAMWorks◆荒加工

高速加工に対応した、ポケット部などの荒取りを担当する操作です。最新の計算ロジックを用いて、干渉のない、スムーズで最適化された工具経路を作成します。

  • 加工パターン:ジグザグ、一方向、ポケットIN/OUT、突き加工、スパイラルIN/OUT、壁面オフセット、高効率荒加工オプションVolumill
  • Z方向への切り込み方法:回数指定、一定距離、島上面経由、近接切れ込みの自動回避など
  • 削り残し部の自動認識と、複数工具での追加工機能
  • エントリ方法:プランジ、傾斜、スパイラル、パスに沿った傾斜、エントリ部の自動穴あけ、等
  • 高速加工に対応した、オフセット間の滑らかな遷移と、シャープエッジのないパス作成機能。

高速加工に対応した、ポケット部などの荒取りを担当する操作です。最新の計算ロジックを用いて、干渉のない、スムーズで最適化された工具経路を作成します。

 

高速加工に対応した、ポケット部などの荒取りを担当する操作です。最新の計算ロジックを用いて、干渉のない、スムーズで最適化された工具経路を作成します。

 

CAMWorks◆輪郭加工(仕上げ加工)

閉じた輪郭から開いた輪郭、また複数の輪郭間を移動するなど多彩な加工方法を持ち、様々な形状を高精度に仕上げます。

  • リードイン/アウト:指定した要素の中点や端点、端点からの距離、クリック点指示で導入位置を指定可能
  • 垂直エントリ方法:プランジ、スパイラル、エントリ部への自動穴あけ等
  • 水平エントリ方法:ダイレクト導入、円弧導入、垂直導入、閉じた輪郭でのオーバーラップ等
  • 面取り機能:輪郭上部のエッジに対し、簡単に任意工具で面取りパスを作成

CAMWorks◆その他の加工操作

その他異形の加工面に対して、効率の良い加工角度を自動で求められる「面加工」や、多段穴へも柔軟に対応できる「穴あけ」機能など、多彩な加工操作でデータ作成を効率化できます。

CAMWorks    機械動作をそのまま再現して加工を検証

 

CAMWorks◆工程検討

SolidWorksの持つ強力なアセンブリ機能を活用して、加工工程検討をオフラインで進めることができるため、機械のダウンタイムを最小にできます。アセンブリ上では機械の可動範囲も登録しておけるため、イケールや冶具などを配置して、工具の進入方法や干渉の有無を簡単に確認・検討できます。

CAMWorks◆加工シミュレーション

工程検討を終え工具経路を作成した後は、そのまま加工シミュレーションのモードに入れます。もちろん工程検討時に使用したイケールや冶具を使ってシミュレーション出来ますので、確実な加工データを作成できることに加えて、機械上でのデバッグ時間を大幅に減らせます。

加工シミュレーション

CAMWorks   3D加工

CAMWorks   3D Millの特徴

CAMWorks 3D Millは、最新の加工理論を使った計算エンジンで、より少ない加工時間、美しい仕上げ面、工具寿命の最大化を実現しています。また作業者の負荷を減らすための機能も数多く搭載して、使いやすさと生産性の向上を両立しています。

CAMWorks◆複数の工程を自動化するレストマシニング機能

レストマシニング機能は、複数工程をスケジュール化して保存できる機能です。個々の工程は詳細な加工パラメータと共に保存できるため、自社の持つ加工ノウハウを蓄積して活用できます。これにより加工指示の手間が省けるだけでなく、オペレーターによるスキルのバラツキの無い、高品質なデータを量産できます。またWIP機能により、前工程での加工完了形状が後工程の加工開始形状へと自動的に受け渡るため、手間無くエアカットを最小限にできます。さらに工程編集により前工程の使用工具や切削量が変更されても、その情報が後工程へ自動的に伝達されるため、工程編集の手間を減らすとともに編集ミスを未然に防ぎます。

CAMWorks◆マルチスレッド対応で待ち時間ゼロ

CAMWorksの加工パス計算エンジンは、マルチスレッドに対応しているため、パス計算中でも他の操作が行えます。従って次々に加工工程を作っても計算の終了を待つ必要がなく、効率的にデータ作成が行えます。

CAMWorks◆円弧近似ツールパス

作成された3Dツールパスを円弧近似して要素間を滑らかにします。またNCデータの総量を大幅に削減できますので、データの見通しが良くなり、確認が容易になります。

CAMWorks◆スロープ・アプローチ

領域クリアランスと平面領域の各パターンでは、ワークへの工具進入の際、工具軌跡に沿って移動しながら工具が下降する「スロープ」アプローチが行えます。開始穴が開けられないような狭いエリアでの工具進入をスムーズにし、加工時間の短縮や工具寿命の長期化に有効です。

CAMWorks◆円弧近似ツールパス

作成された3Dツールパスを円弧近似して要素間を滑らかにします。またNCデータの総量を大幅に削減できますので、データの見通しが良くなり、確認が容易になります。

CAMWorks◆多様な使用可能工具

フラット・ボール・ブルノーズに加え、テーパーフラット・テーパーボール・テーパーブルノーズが使えます。またWith Undercutting版では、T-スロットやロリポップ工具などを用いて、アンダーカット部を持つモデルへのパス作成も行えます。

CAMWorks◆高度な干渉防止機能

工具やホルダとワークの干渉をチェックし、食い込みのないパスを作成します。また各パスで必要な工具突き出し量の出力や、アセンブリモードでのシミュレーションにより、冶具や機械を含めた干渉チェックも行えます。

CAMWorks◆ミラーツールパス

LR部品の加工に便利なように、既存のパスを基にミラーパスを作成できます。この際にアップ/ダウンなど加工方向を保持することも可能です。

CAMWorks    各種オペレーションとその特徴

CAMWorks◆領域クリアランス

荒取り用のオペレーションで、様々な切削パターンにより、効率の良いツールパスを作成します。アダプティブやVolumill(OP)パターンでは、高回転・高速送りに対応したツールパスを作成します。

領域クリアランス

CAMWorks◆パターン投影

仕上げ用のオペレーションで、平行/スライス/放射状/スパイラル/フローライン(モーフィング)など、豊富なパターンで良好な仕上げ面が得られます。

CAMWorks◆Zレベル

側面に対して等高線またはらせん状にツールパスを作成するオペレーションです。各高さで円弧導入も指定でき、円弧近似機能と相まって複雑な加工形状に対して一気に2D的な加工を適用することも可能です。

CAMWorks◆平面領域

加工面の中から平面を抽出して、自動的に面仕上げのツールパスを作成します。Zレベルとの組み合わせで、2D加工の自動化にも対応出来ます。

平面領域

CAMWorks◆ペンシルミル

面間の縁やフィレット部にツールパスを作成します。一直線の筋彫りに加え、複数の平行パスを作成するパターンも持ち、中仕上げから仕上げまでを幅広くカバーできます。

CAMWorks◆一定ステップオーバー

中仕上げ/仕上げ用のオペレーションで、異なる角度でぶつかる面同士や、複雑にうねる曲面上でも一定のピッチでツールパスを作成でき、加工後の面粗さを均一にできます。

一定ステップオーバー

CAMWorks◆曲線投影

複数の曲線を曲面へ投影して筋彫りできます。曲面上へ文字やイラストなどを投影して加工する際、便利に使用されるオペレーションです

CAMWorks   同時4/5軸加工

CAMWorks    同時4/5軸加工の特徴

CAMWorksの同時4/5軸加工モジュールは、様々なお客様のニーズへ柔軟に対応出来る幅広い機能をサポートしており、製造設備の能力を最大限に生かして、生産性を向上させます。 CAMWorksではマシニングセンタに加えて、複合加工機にも当モジュールが設定され、以下のポイントで加工の効率化に貢献します。

CAMWorks◆加工時間の短縮

複雑な曲面の切削時でも、常に工具の最も効率の良いポイントで加工されるよう主軸の傾斜を制御することで、加工時間を大幅に短縮できます。

CAMWorks◆美しい仕上がり面と工具の長寿命化

複雑に変化する曲面や曲面間のフィレット等の加工を、一定の工具当たり角度を保って滑らかに加工することで、美しい仕上がり面が得られます。またこれにより工具への負荷も最小化されるため、刃物面が健常に保持され、長寿命化が図れます。

CAMWorks◆段取り工程の削減

一旦ワークを固定すれば、取り付け面を除いた全ての加工面を一度に処理でき、段取り工程を大幅に削減できます。また角度面の加工では、使う工具に合わせて自動的に主軸を使用工具本数を削減できます。

CAMWorks◆工具・ホルダ選択可用性の向上

加工軸を傾斜させることでワークとホルダの干渉を防ぎ、工具突き出し量を最適化できるため、高価で特殊な工具やホルダの使用頻度を減らせ、部材コストを低減できます。

CAMWorks   同時4/5軸加工モジュール

CAMWorks◆領域クリアランス

  • 使用可能な工具種類
    フラット、ボール、ブルノーズ、各種テーパー工具、カット加工用工具(ロリポップ、Tスロット)に対応
  • 加工パターン
    スワーフ加工、輪郭加工、溝加工、深ポケットコーナー加工などに対応
  • 工具の切削ポイント
    切削中に主軸角度を制御して、工具の当たり面を自由に指示できます。特定の当たり面角度を維持することで、良好な仕上げ面を得られます。
  • 干渉チェック
    複雑な工具動作に追従して、工具(刃先、シャフト)とホルダの干渉を完全に回避できます。また特定の面をグループ分けして管理でき、そのグループの組み合わせで干渉をチェックできます。
  • 荒加工パス
    曲面上に作成したパスを利用して荒加工パスを作成できます。パスを加工軸方向に沿って複数の深さにコピーすることで完全同時5軸の荒加工を作成します。
  • ツールパスのコピー
    インペラーの羽根を加工する際など、一枚を加工するパスを作成した後、そのパスを等距離に回転コピーして全体加工が行えます。
  • パス作成範囲の制限
    ユーザーの指定した領域でパス作成範囲を制限できます。
  • 可動範囲での制限
    加工機の可動領域や傾斜軸のリミットに合わせてツールパスが自動的に制御されます。
  • レストマシニング機能
    前工程までの加工完了形状を次加工の素材形状として認識でき、エアカットの無い効率的なパスを作成できます。また複数の工程でスケジュールを組むこともでき、加工ノウハウの蓄積に役立ちます。
  • インペラー加工
    インペラー部品の加工を円滑に行うため、多くの専用コマンドが用意されています。
  • その他機能
    3D Millの機能を包含していますので、穴あけ、25D、3Dまで、オールマイティに取り扱えます。

CAMWorks   旋盤・複合加工

CAMWorks    旋削加工する部分を自動認識してツールパス作成

2D Millと同様にAFR(Automatic Feature Recognition)機能が、忙しいあなたに代わってCAMWorksが加工を考えます。

もちろんマニュアル操作で自動プロ的にも使用頂けます。

CAMWorks◆AFR旋削認識

モデル形状から、その形状に合った加工を割り出して自動的に工程を作成します。旋削加工の種別毎に以下のフィーチャーとして認識されます。

AFR旋削認識
  • ODフィーチャー
    製品外形ラインのフィーチャー。外筒の荒・仕上げ加工に加え、属性を付加することで外筒ねじ切りやローレット仕上げが行えます。また製品の一部に突起があるモデルでも突起を1回転した形状が素材として扱われます。
  • IDフィーチャー
    製品内形ラインのフィーチャー。素材中心への穴あけ加工や、くり広げ荒加工から仕上げ加工まで適用されます。またODと同様、属性付加により内筒ねじ切りにも適用できます。
  • 溝フィーチャー
    長方形溝、半円形溝、一般溝などモデルの形状によって最適な加工が行われるよう、分類して認識されます。またOD側とID側に分けての認識もされるため、それぞれの箇所にあった工具・加工方法が適用されます。
  • 面フィーチャー
    端面の荒・仕上げ加工を行うためのフィーチャーです。設定された素材からモデル端面までを加工すべきエリアと認識して加工されます。
  • カットオフ・フィーチャー
    全ての加工が終了した後、材料から製品を切り落とすためのフィーチャーです。

CAMWorks◆AFR複合加工向けMill加工・穴加工認識

  • 穴フィーチャー
    円筒上の穴(OD穴)と回転軸に平行な穴(FACE穴)に分類して認識されます。OD穴では、C軸の回転角度と併せて自動認識されるため、加工の際はC軸回転と連動して穴あけ動作が行われます。またFACE穴ではC軸を固定して加工されるモードと、常に回転しXY軸のストローク内で加工するモードが有り、機械の能力や加工方法に合わせたモードが選択できます。
  • Mill加工(ポケット/ボス)フィーチャー
    穴フィーチャーと同様にOD側FACE側が自動認識され、ボスやポケットの加工方向に合うよう、自動的にC軸が制御されます。
  • 位置決め4/5軸加工にも対応
    穴・ボス・ポケットなどで角度を持ったフィーチャーも認識でき、加工可能な位置(角度)を自動的に割り出して加工データを作成しますので、面倒な角度計算は不要です。

CAMWorks   回転軸(C軸)とミル軸の同期加工

回転軸(C軸)とミル軸の同期加工

CAMWorks◆ラップ(巻き付け)フィーチャー加工

回転軸とミル軸を同期制御して、円筒カムなど、円筒上にラップした(巻き付いた)形状を加工できます。

  • 加工形状の定義
    SolidWorksの優れたモデリング機能で、簡単に加工形状を定義でき、2次元のカム図等からも1命令でモデルを作成できます。また外部インポートモデルから加工定義する場合でも、加工面やエッジと深さを入力するだけの簡単操作です。
  • 加工対象形状
    円筒上に巻き付けられた形状として、ポケット・スロット・ボス・オープンプロフィールが加工できます。
  • 収容領域・除外領域
    スケッチ・面・エッジ等を利用してパスを作成する領域を制限でき、複数の領域を組み合わせることでより複雑な加工形状に対応します。
    収容領域:
    選択された領域にのみパスを作成
    除外領域:
    選択された領域がパス作成から除外

CAMWorks   補機との連動処理

ワークの左右へのつかみ換え動作や、ワークのロード/アンロードなど、補機類とツールパスとを連動したデータが作成できます。

CAMWorks    実機動作を忠実にシミュレーション

CAMWorks◆チャック形状を登録して再現

任意のチャック形状を登録でき、ワークに適合したチャックを選択してシミュレーション時に表示できます。もちろん干渉の確認も可能ですので、実加工に忠実にオフラインでデバッグが可能です。

CAMWorks◆工程毎の素材形状表示

工程毎の素材形状表示

加工工程毎に加工完了後の素材形状を確認できます。これにより、工程毎のワークと工具/ホルダの干渉確認が正確に行えます。

 

CAMWorks   ワイヤEDM

パンチやダイを自動認識してワイヤパスを作成

ワイヤEDMでも、AFR(Automatic Feature Recognition)機能で忙しいあなたに代わってCAMWorksが加工を考えます。

CAMWorks◆ソリッドモデルから加工部位を自動認識

ソリッドモデルから加工部位を自動認識

モデル中のパンチ・ダイス・オープン輪郭を自動的に認識して、加工フィーチャーとして登録されます。

 

CAMWorks◆ストレート・テーパーも自動認識

認識されたフィーチャーは、側面の角度も自動認識され、ストレートはもちろん、テーパー角度も自動認識されます。

CAMWorks◆加工データベースに沿って自動的にパス作成

フィーチャーの形状等(板厚・素材材質・ワイヤ径など)に合わせて、データベースから最適な加工条件が選択され、自動的にパス作成されます。もちろんデータベースは自社の加工パターンに沿った登録もでき、効率的にパス作成が行えます。

CAMWorks    対話操作で簡単、高度な加工もラクにこなせます

CAMWorks◆上下異形状(4Axis)

上面と下面で加工形状が異なる上下異形状加工も、それぞれの面を選択するだけで簡単に定義できます。またスケッチだけで形状指示できるため、2次元図面からでも少ない手順で加工定義ができます。

上下面の要素数が異なる場合は、自動フィットコマンドで側面要素を自動的に整えられるので、多くの要素を持つ加工形状でも素早く整形できます。また部分的に制御点を移動して思い通りのラインへ仕上げることも可能です。

上下異形状(4Axis)

CAMWorks     多彩な加工動作を実装しています

CAMWorksワイヤEDMモジュールは多彩な加工動作でワイヤ加工を効率化します。

CAMWorks◆カットパターン

  • パンチ加工パターン:
    切り残し代(グルー)を設定し、最終カット後に切り落とし加工を行うパターン。切り落とし加工(タブ加工)でも複数カットが行えます。
  • ダイ加工パターン:
    切り残し代を設定し、1stカット後に切り落とし加工を行うパターン。中子処理の後は、全周に渡って残りのカットを行います。パンチ加工同様にタブで複数カットも可能。
  • オープンカットパターン:
    開いた加工形状へ適用するパターン。パンチ・ダイ同様に複数カットや残し代の設定も可能です。
  • ダイ・パンチ共取り加工パターン:
    一回のカットで、パンチとダイの両方を得るパターンです。
  • カットフロー選択 :
    複数の加工形状に渡って上記のパターンを統合し、中子処理のタイミングを集中して、長時間無人運転可能な工程を生成します。

CAMWorks◆加工設定

  • 複数グルーの設定 :
    一つの加工形状に対して、複数の切り残し(グルー)を設定でき、残留応力での加工変形を最小限に抑えられます。
  • 複数カット:
    一形状に付き最大7カットまで対応します。また往復や一方向のいずれかを指定して、加工方向の選択が可能です。
  • リードイン/アウト設定:
    リードインとアウトの導入方法を個別に設定できます。円弧・平行・垂直・垂直ブレンドなど、多彩なパターンを有します。また、グラフィック画面をマウスでクリックして指定するパターンも用意しています。

CAMWorks◆その他

  • 加工条件編集 :
    加工条件として、データベース値または個別設定を選択できます。個別設定ではカット毎に電機条件を編集でき、その値をデータベースへ登録することも可能です。
  • APIによるカスタマイズ機能 :
    VBスクリプトによるカスタマイズ機能を持っており、業務内容に合わせたカスタマイズが行えます。

CAMWorks◆その他の加工操作

その他異形の加工面に対して、効率の良い加工角度を自動で求められる「面加工」や、多段穴へも柔軟に対応できる「穴あけ」機能など、多彩な加工操作でデータ作成を効率化できます。

CAMWorks   柔軟な加工条件データベース

各種ワイヤEDM加工機に固有の加工条件設定に沿った登録が行えます。使用する素材・素材板厚・ワイヤ材質・ワイヤ径毎にテーブルを持ち、自社に合った加工条件を登録出来ます。

CAMWorks    オプションモジュール

CAMWorks    追加アドインモジュール

CAMWorksユーティリティーは、データ作成作業を強力に支援する3種類のユーティリティーソフトをパッケージしたアドインモジュールです。

CAMWorks◆CWフィーチャー ファインダー

フィーチャー(操作履歴)の無いソリッドモデルに対し、自動的にポケット・ボス・穴・フィレット・面取りなど特徴的な形状を探し出し、スケッチと各種フィーチャーに分解して、フィーチャーツリーに登録します。これにより、公差を考慮した加工寸法への修正や、設計変更による形状変更などを、スケッチやフィーチャーの数値を変更するだけの簡単操作で行うことができ、支給モデルに対して加工要件を付加する変形作業時間を大幅に短縮できます。

CWフィーチャー ファインダー

CAMWorks◆CWディファレンス ファインダー

二つのモデルを比較して、異なる部分を明確にします。

このユーティリティーを使うことで、モデル間の差異を瞬時に判断でき、加工ミスを防ぐと共に、類似品の加工依頼があった際など、過去に作成したモデルからの流用設計を行いやすくします。

CWディファレンス ファインダー

CAMWorks◆eDrawings発行

CAMWorksで作成したモデルやツールパスを、無償の3DビューアーであるeDrawingsの形式で出力します。

取引先や加工部署のPCで、CAMWorksなしにモデル形状やツールパスの確認が立体的に行えるため、加工形状や干渉に気をつける部分の説明が容易に行え、加工ミスを未然に防ぎます。

eDrawings発行

CAMWorks    高効率荒加工用Volumillアドイン 2D/3D

荒取り加工において、高効率且つ、工具寿命の長期化がはかれる先進のツールパスを作成するオプションモジュールです。

CAMWorks◆一定した切削負荷での加工

可能な限り、片刃当たりで切削負荷が一定となるツールパスを作成します。これにより回転数や送り速度を最高条件に保てるため、最短時間で加工を完了できます。

CAMWorks◆自動速度調整

加工形状によっては切削負荷を一定に保てない場合もあります。このような場合は増大した切削抵抗に応じた送り速度へ自動調整されます。

CAMWorks◆工具寿命の長期化

一定した切削負荷や速度調整機能により、工具寿命の長期化が図れます。

工具寿命の長期化-1工具寿命の長期化-2

CAMWorks   穴加工自動化ツール

穴加工に関しての作業効率化や自動化がはかれるツール群を搭載したオプションモジュールです。

CAMWorks◆穴形状と色による加工工程自動割当て機能

インポートした3Dモデルなどフィーチャーの無いモデルから穴加工を行う際、穴の径、深さ、座ぐり段数、面取りの有無、穴壁面の色などの情報を基に、加工工程を自動的に割り当てる機能です。Excelシートの設定表と連動して、穴加工の完全自動化が図れます。

穴形状と色による加工工程自動割当て機能-1穴形状と色による加工工程自動割当て機能-2

CAMWorks◆2Dデータからの穴加工を効率化する機能

DXFやDWGなどから穴加工を行う際の手間を大幅に効率化する機能です。取り込んだ2次元データから、径や多重数で穴種を自動分類する機能。また自社でよく使う穴形状とその加工工程を登録しておき、分類された穴位置へ自動配置する機能など、2次元データからの穴加工の手間を大幅に削減できます。

2Dデータからの穴加工を効率化する機能-1 2Dデータからの穴加工を効率化する機能-2 2Dデータからの穴加工を効率化する機能-3