CADfix ver. 11 SP2.0 (64ビット) 日本語版

形状修正の時間や手間を最小限にするために、「完全自動修正処理」「インタラクティブ修正処理」「バッチ処理」の3つの処理モードが用意されています。

1. 完全自動修正処理
   入力ファイル名と出力システムのみを指定して完全自動処理するモードです。
2. インタラクティブ修正処理
   完全自動処理中に問題が検出された場合には、このインタラクティブ修正モードに移行。CADfixから提示される説明やアドバイス・修正候補により、形状を確認しながら修正を実行します。
3. バッチ処理
   CADfixを別のシステムに組み込む場合には、コマンドラインからCADfixをGUIなしで完全自動処理させることができます。

不具合の確認→解説参照→不具合候補選択の手順により、操作に不慣れな初心者でも簡単に形状の修正ができます。

1. 不具合の確認
   問題項目がリストアップされ、その重要度により色分け表示。必要に応じて画面上に対応する要素を表示したり、関連する詳細情報を検査したりすることもできます。
2. 解説参照
   不具合項目に対するエラーの説明および修正方法などのアドバイスを表示。不具合部分は文章だけでなく図でも確認できます。
3. 不具合修正候補選択
   不具合を修正する候補がリストアップされます。この候補を選択して形状修正を実行します。

CADfix独自の50の診断項目に加え、PDQガイドラインに添ったトップ45の診断項目を実行可能です。このフィルターはお客様の社内基準に合わせて推奨値や内容を編集・保存し、繰り返し利用できます。また、社内外問わずCAD形状授受の取り決めにも活用できます。

1. サーフェス(フェース)の穴の検索・削除
   サーフェスに作成されている穴形状を検索し、オリジナル形状を再現することにより穴を削除することができます。
2. ボス・リブ形状の検索と削除
   ボスやリブ形状を検索し、除去することができます．検索結果リストから、要素を選択することにより、目的の要素のみの削除も可能です。
3. 突起形状の検索と削除
   突起形状を検索し、削除できます．検索結果リストから、要素を選択することにより、目的の要素のみ削除が可能です。
4. 複雑な突起形状の選択削除
   複雑な突起形状を選択し、削除できます。
5. 空間(流体など)抽出
   厚みのある実形状から、流体解析などに必要な内部(流体など)領域の抽出を行います。
6. STL粗密コントロール
   STLの表面三角形の大きさや品質をコントロールする事ができます。メッシュジェネレータの表面メッシュとしてそのままご利用いただくことは勿論、メッシュ生成時の形状認識エラー回避につながります 。

1. 主要なCADフォーマット標準対応（IGES、STEP、ACIS、Parasolid、STL）
2. 複数ファイルのマージ
3. アセンブリ対応（STEP、Parasolid、Creo、CATIA V5）
4. 色情報、レイヤー情報、ラベル情報の読込み

1. 抜け落ちた面（フェース、サーフェス）の自動検出・自動作成
2. エッジループから面（フェース、サーフェス）の作成
3. 非多様体修正機能
4. 面（フェース、サーフェス）のねじれを修正および置き換え
5. 複数面（フェース、サーフェス）の複数エッジによる分割
6. 線（エッジ、カーブ）、面（フェース、サーフェス）、ボディの分割
7. オーバーラップフェースの分割・マージ
8. STLの修正機能

1. フェース（サーフェス）穴の削除
2. ボディ（ソリッド）の穴削除
3. 複雑な穴（ざくり穴、非貫通穴、複数内在型穴など）や突起の検索・自動削除（寸法による敷居値の指定可能）の削除
4. フィレットの検索・自動削除（寸法規定による敷居値の指定可能）・手動削除、徐変フィレット対応
5. 微小要素（エッジ、カーブ、フェース、サーフェス）の削除
6. 敷居値を指定した隣接点のマージ（自動・手動）
7. 線（エッジ、カーブ）・面（フェース、サーフェス）・ボディ（ソリッド）のマージ（自動・手動）
8. 重複面（フェース、サーフェス）の検索、分割、マージ
9. コントロールポイントの削減（モデルデータ容量の削減）
10. NURBS線・面の解析線・解析面への変更（許容値指定による歪みの強制可能）
11. 解析線・解析面（フェース、サーフェス）のNURBS線・NURBS面（フェース、サーフェス）への変更
12. ボス・リブの削除
13. 空間（流体など）抽出機能
14. フィレット、面取りを形状に追加
15. ブーリアン演算
16. STLファセットからのCADリバース
17. 交差STLファセットのカット

1. トリム面の境界曲線とサーフェスとの誤差を修正
2. 面（フェース、サーフェス）のねじれの修正
3. サーフェスの自己交差の修正
4. サーフェスの折れ曲がりの修正
5. 縮退の修正およびサーフェスの置き換え
6. 後工程のシステムに応じた診断・修正機能(フレーバリング)

1. より詳細な品質チェックを行うボディチェッカー機能(SAT、Parasolid、Creo)
2. CAD形状重視・三角形品質重視など多彩なSTL出力
3. メッシュデータのNASTRANフォーマット出力

1. バッチ処理に標準対応
2. Undo/Redo機能
3. 完全自動処理パラメータの登録と呼び出し
4. マスプロパティの算出
5. 寸法の測定（点間距離、カーブ長、円弧半径、カーブ端点間最短距離）
6. CADfix診断項目50項目に加え、JAMA/JAPIA PDQ診断項目を追加
7. 診断項目の選択、精度の変更
8. ユーザーによる診断項目の選択、登録、再現

1. STEP AP203/AP214/AP242
2. IGES
3. Parasolid
4. ACIS（SAT）
5. STL

1. CATIA V4 (native)
2. CATIA V5/V6 (native)
3. Creo (native)
4. NX (native)
5. SOLIDWORKS (native)
6. Inventor (native)
7. DXF/DWG
8. VDAFS
9. ANSYS (.ANF)
10. JTOpen

1. STEP AP203/AP214/AP242
2. IGES
3. Parasolid
4. ACIS (SAT)
5. STL
6. CATIA V4 (STEP、IGES)
7. CATIA V5/V6 (STEP、IGES)
8. I-DEAS (STEP、IGES)
9. Creo (STEP、IGES)
10. NX (STEP、IGES)
11. SOLIDWORKS (Parasolid、STEP、IGES)
12. SolidEdge (Parasolid、STEP、IGES)
13. Inventor (ACIS、STEP、IGES)

1. CATIA V4 (.model)
2. CATIA V5/V6 (.catprt)
3. Creo (Neutral、g)
4. DXF/DWG
5. VDAFS
6. ANSYS (.ANF)
7. JTOpen

1. 最新のCADに対応

1. マクロ機能を実装
2. 比較機能の改良
3. GUI画面構成の変更
4. 動作パフォーマンスの改善

1. Windows: Windows(64bit)
2. Linux:RedHat(64bit)