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WorkNC 2020 日本語版 (64ビット)

WorkNC
【2023,12月】 CAMシステムWorkNCは、サーフェスやソリッドモデルを利用した金型などの2軸~5軸加工ビジネス向けに開発されたパソコン上で簡単に高品質・信頼性の高いNCデータが作成できる、最初の自動CAMシステムです。その簡単な操作性と豊富なツールパスで加工データを自動作成する独自の技術とノウハウによって、大幅な加工時間削減や生産性の向上を実現しています。
製品 WorkNC バージョン 2020 ((64ビット) )
言語 日本語版 分類 CAMソフト
WorkNC 2020 日本語版 (64ビット)
WorkNC 2020 日本語版 (64ビット)
WorkNC
WorkNC
WorkNC 2020 ((64ビット) )
WorkNC 2020
WorkNC 日本語版
WorkNC 日本語版

CAMシステムWorkNCは、サーフェスやソリッドモデルを利用した金型などの2軸~5軸加工ビジネス向けに開発されたパソコン上で簡単に高品質・信頼性の高いNCデータが作成できる、最初の自動CAMシステムです。その簡単な操作性と豊富なツールパスで加工データを自動作成する独自の技術とノウハウによって、大幅な加工時間削減や生産性の向上を実現しています。

WorkNCWhy WorkNC?

WorkNCの強力な機能は、金型メーカー、工具メーカー、鋳型メーカー、プロトタイプ・モデルメーカー、プレス金型メーカーなどで長い間愛用されています。

WorkNCは、操作が簡単、高性能で複雑な形状の加工を得意とするCAD/CAMソリューションとして、操作が簡単なだけでなく、操作性の良さと計算の速さ、そして信頼性のあるツールパスをあわせ持ったシステムです。

WorkNCは、競争力の激しい世界においてお客様の生産性を向上させ、自動車、航空宇宙・防衛、家電機器、一般商品、玩具、スポーツ・レジャー商品、コンテナ・パレット、ガラス製品、ジュエリー、光学(メガネ)、楽器、造船、医療(補綴)など、幅広く多様化する製造業界における市場獲得に貢献しています。

WorkNC自動化ソリューション

WorkNCは、“ボタン1つ”で設定が可能ともいえるシステムで、荒加工、仕上げ加工、最適化加工、隅部加工、等高線加工、カーブ加工、穴加工といった日々の業務におけるニーズに対応する自動ツールパスを搭載しています。

WorkNCは自動CAD/CAMシステムなので、お客様がツールパスを作成する際に仕上がりを予測しながら設定を行う必要がありません。

いくつかの基本パラメータを入力するだけで、残りの設定は全て自動CAMシステムWorkNCが行います。

また、WorkNCには短時間でツールパスをグラフィックに編集機能や標準ポスト処理機能があります。

WorkNCを操作するのにコンピューターの専門知識は必要ありません。

WorkNC生産性向上

WorkNCは、ツールパスの設定時間を短縮し、常に最適化されたツールパスを作成するだけでなく、加工時の工具の無駄な動作を減らすことで加工時間も大幅に削減します。

また、ワークゾーンを標準ファイルに保存し、類似のプロジェクトで再利用するなど、お客様のノウハウを最大限に活用することができます。

WorkNC高い信頼性

WorkNCでは常に最先端の制御技術を採用し、お客様がもっとも信頼できるツールパスを作成することを可能にしています。

最も高度な制御技術を採用することで、WorkNCは一貫して最高の信頼性のあるツールパスを作成します。

さらに、WorkNCは高速加工機能を使用しても最高レベルの安全性を保証いたします。

WorkNC簡単な操作性

WorkNCの簡単な操作性や改善された操作性は、お客様にも納得していただけるでしょう。

ユーザーフレンドリーなインターフェイスとシンプルなパラメータを備えたWorkNCは、オフィスや現場での使用に最適なシステムです。

WorkNCバッチモード計算

殆どのCAMシステムは、1つのプロジェクトに対し1つのユーザーインターフェイスしか使用することができません。

しかし、WorkNCは複数のプロジェクトを同時に進行することができるので、大幅に時間を節約することができます。

WorkNCWorkNCの最適化された高速加工(HSM)

WorkNCの高速加工ツールパスは高い信頼性に定評があり、高価な高速加工機を有効活用するために必要な機能は、全て標準機能としてWorkNCに搭載されています。

WorkNCCAMとCADの融合

WorkNCとその統合されたCADモジュールは、さまざまな種類の金型を効率よく生産することができる機能を搭載しています。

設定段階で、保護するサーフェスの追加や穴あけポイントの定義、穴を閉じる、カーブの作成、未加工部分のカーブを利用した電極作成の範囲指定などの操作がいかに簡単であるかを実感していただけるでしょう。

WorkNC高速計算時間

WorkNCは、デュアル・マルチコアCPUおよび64bit OSに対応しています。 それは、WorkNCのユーザーにとって何を意味するでしょうか?

マルチコア計算: WorkNCでは、マルチコア計算をサポートすることで同じワークゾーン内の複数の計算を同時に実施することができます。

例えば、等高線仕上げ加工パスと等高線最適化加工パス、面沿い隅加工パスを、一度に計算を実施することが可能となります(他のツールパスに依存しない場合)。

それに対し、ストックモデル(素材形状)の更新が前提となるグローバル荒加工/再荒加工の計算では計算順序を自動で最適に割り振り、計算を実施します。

さらに、Auto5などにも幅広くマルチコア計算は対応しています。

マルチコア計算は、最新CPUスペックを活用した計算を可能にします。

WorkNC主要モジュール

WorkNC統合CAD&解析機能

  1. 標準インターフェイス: IGES, STL, DWG/DXF, STEP
  2. ダイレクトインターフェイス: NX(Unigraphics), CATIA® V4/V5/V6, Parasolid®,Creo Parametric(Pro/E)
  3. 形状解析機能
  4. 3Dサーフェス・ソリッドモデリング機能
  5. さまざまなキャビ形状を対話式オペレーションで形状部に面を張るフィルギャップ機能
  6. 自動2Dフィーチャ認識機能と穴あけ、座ぐり、ボーリング、タッピングなどの固定サイクル作成

WorkNC高性能なCAM機能

  1. 形状と加工領域の自動検出と管理機能
  2. 高速加工に適したスムーズなツールパス作成機能
  3. ユーザーストック定義(ブロック、鋳物、CAD、STL)
  4. 3軸・固定5軸荒加工パスのストックをリアルタイム更新するダイナミックストック機能
  5. 自動ストック更新と同時に工具とホルダー完全干渉チェック
  6. 強力なツールパス編集機能
  7. 3Dバーチャルマシンセット機能とシミュレーション
  8. 加工パターンの一括設定と標準化を可能にする標準ファイル
  9. 強力なツールライブラリとホルダーライブラリ(ホルダーコンポーネント管理)
  10. ExcelとHTML形式の加工指示書の自動作成
  11. 自動加工向けユーザー定義済加工シーケンス
  12. STLファイルとポイントデータによる加工
  13. 計算開始時間の指定や複数形状の計算が可能なバッチモード計算
  14. 分かりやすいポストプロセッサーの作成機能(NURBS、サイクル、円弧補間)

WorkNC強力で最適化された荒加工ツールパス

  1. グローバル荒加工/再荒加工ツールパスを高速加工用に改善・最適化
  2. トロコイド、スパイラル、突き加工による幅広い種類のツールパス
  3. 荒加工ツールパスでストックの自動更新、工具とホルダーの干渉チェックを実施
  4. ストックモデルによる削り残し領域の自動計算と加工

WorkNC強力で最適化された仕上げ加工ツールパス

  1. 高速加工用に最適化された多くの仕上げツールパスを改善
  2. 等高線仕上げ加工、走査線仕上げ加工、平面仕上げ加工、グローバル仕上げ加工、エッジ仕上げ加工
  3. 削り残し部分の3D表示
  4. 徐々に小さくする工具で未仕上げ部を自動認識し加工。3種類の隅部加工をサポート
  5. 自動で同時5軸加工用のパスに変換が可能(Auto5)
  6. 現在の素材残りを自動認識し、工具を小さくしながら加工が可能

WorkNC優れた2軸・2.5軸加工ツールパス

  1. 種類豊富な2軸、2.5軸ツールパス
  2. ポケット加工、プロファイル加工、隅部カーブ加工、線上カーブ加工、リブ加工、フェース加工、ドリル荒加工、タッピング加工など
  3. 自動ドリル加工モジュール
  4. 自動フィーチャ認識、穴あけ順序の指定、ドリル加工パスの自動作成、深穴・交差穴の自動判別
  5. ポストプロセッサーのカスタマイズ

WorkNC自動・同時5軸加工ツールパス

  1. 3軸から同時5軸へのツールパス自動変換機能 - Auto5
  2. 種類豊富な同時4軸・同時5軸ツールパス
  3. 5軸ローリング加工、走査線仕上げ加工、スパイラルブレード加工、インペラ加工、チューブ加工、レーザー加工など
  4. ホルダー干渉チェックとマシンリミットのコントロールが可能

WorkNCその他機能

WorkNCは、自動化された機能とその使いやすさに定評があります。

WorkNCの自動化された機能を使って、ツールパスを簡単かつ自動的に作成することができます。

WorkNC自動形状準備

  1. あらゆる大きさ、無制限数のサーフェス
  2. 加工しない領域の検出
  3. ねじれた三角サーフェスの処理
  4. 非連続要素の処理
  5. 重なったサーフェスの処理
  6. 全てのサーフェス要素のリンク処理
  7. 干渉チェック

WorkNCバッチ処理計算

多くのCAMシステムは対話式のため、オペレーターは1つの仕事にかかりきりになっていました。WorkNCはバッチ処理機能の採用により、同時に複数の仕事が可能となり、作業効率向上に、計り知れない効果をもたらします。

WorkNCホルダー干渉チェック

WorkNCは、既存のホルダーにあわせて、ホルダーライブラリをグラフィック上で作成可能です。

また、ホルダーと形状間の干渉をチェックする工具ホルダーとして定義できます。

WorkNCでは、ホルダーを選択すると、形状を切削するのに必要な首下長さ(工具長)を計算します。

または、手持ちの工具の工具長を入力すると、WorkNCは、複数の工具長が異なった工具で利用できるようにツールパスを自動的に分割します。

ツールパスは、入力された工具長に基づいて、部品形状とのホルダー干渉を回避するように分割修正されます。

分割されたもう一方のツールパスは、入力された工具長より長い工具で加工することができます。

WorkNCツールライブラリ

WorkNCのツールライブラリは既存のカッターや工具メーカーカタログに合わせて調整できます。

ツールライブラリのデータベースは、WorkNC向けの新しい工具を定義し、既存の工具を管理することが可能です。

多種多様のパラメータは、ライブラリ内のそれぞれの工具に関連付けることができます。

お客様は時間を節約でき、必要な工具を選択したときに、既存のツールパスパラメーターメニューにこれらのパラメーターを自動付加することによって、生産性を向上させることが可能です。

WorkNC標準ファイル

WorkNCの「標準ファイル」機能を使って、今すぐ業務を標準化しましょう。

一連のカッターパスやホルダー干渉チェック、トレランス、工具など、加工パターンの情報を登録しておけば、同様の業務にはパラメータを毎回入力することなく計算が可能です。

WorkNC加工指示書

各業務に関するデータの出力と加工指示書が、自動でWorkNCから出力されます。

加工情報は、WorkNCからHTML・Excelの加工指示書を自動作成することができます。

加工指示書は、お客様に合わせたカスタマイズが可能です。

WorkNCSTLファイル

WorkNCは、バイナリーファイルやASCIIファイルのSTLファイルをすばやく読み込むことができます。STLファイルは一般に高速プロトタイピングに使用されます。

WorkNCは、最適な加工を行うためにこのSTLデータを作成することもできます。

WorkNCのすべてのツールパスがSTLデータの加工に対応しています。

機械的にスキャニングされたデータにも対応しており、WorkNCで最適化することができます。

WorkNC2軸加工ツールパス&穴あけ加工

WorkNCの2軸加工と穴(あけ)加工機能は、シンプル加工、多面形状、部品内にある全ての穴をプログラミングするために完全なソリューションを提供します。

WorkNCの2軸加工と穴あけ加工機能は、カーブ形状、サーフェスまたはソリッド形状上で作業する事ができ、CADモデルで設計したか否かに関係なく穴あけプログラミングができます。

WorkNC一目でわかる特長

  1. 余り複雑でない、多面形状に最適
  2. カーブとサーフェス加工機能を含む
  3. 穴を完全自動作成
  4. 深穴や交差穴に適応
  5. 穴は任意の角度で傾斜可能
  6. 任意の傾斜でも加工可能

WorkNCは単純な形状加工をカバーしています。カーブまたはサーフェス上の2軸加工ツールパスは、完全な多面形状やニーズのあるどのような穴あけでも行えるように、自動と手動の穴あけプログラミング機能を併用しています。

WorkNCは、3軸モデルから抽出した独立した2軸またはカーブから直接に加工するための2軸カーブ加工機能を含みます。

さらに、高速プログラミングするために、2軸加工機能の多くはカーブ形状の抽出の必要性なく、ソリッド形状上で直接加工することができます。

WorkNCの2軸加工機能は、ポケット加工、プロファイル加工、加工残りカーブ、彫刻、面取り、フェース加工、その他一般的な2軸加工作業を行うことができます。

これらは、昔から2軸加工オプションと呼ばれますが、これらのカーブは2軸平面に制約される必要はありません。

彫刻、削り残し、プロファイリング加工のような機能は、非平面の3軸カーブ上でも簡単に加工できます。

フィーチャー認識は自動穴あけ加工で使用されます。WorkNCはベクトルまたは平面形状に関わらず、全てのシリンダ形状を見つけて加工することができます。事前定義テンプレートは、数百や数千の穴のプログラミングをわずか数秒で可能にします。

知能(インテリジェンス)は交差する深い穴においても、安全に深穴を加工することが可能です。

自動穴検出と穴加工の他に、手動穴あけ向けの充分な機能も搭載されています。これは、前もってお客様のテンプレートを追加することなく、すぐに穴が必要なときに使用できます。

たとえ穴がCADモデルで設計されていない場合でも、単純なポイントセットの使用を通してプログラミングすることができます。

自動・手動穴あけ加工同様に、WorkNCの2軸加工機能は、加工ベクトルに使用することができます。

ツールホルダーや干渉チェック機能のような高度な3軸機能は、安全な加工環境を確実にするために、ソリッドまたはサーフェスで2軸ツールパスを使用することができます。

WorkNC3軸荒加工

荒加工と再荒加工ツールパスは、多数あるWorkNCの基盤となる機能の1つです。

生産性の高いCAMシステムWorkNCの荒加工は、加工時間を大幅に短縮できるツールとして提供されます。

WorkNCでは、高速加工用にエアカットを減少させ、リトラクトを制限し、コーナースムージングRを適用した荒加工ツールパスを作成できます。

WorkNC一目でわかる特長

  1. 効率的なツールパス作成
  2. ダイナミックホルダー干渉回避
  3. 高速加工用のスムーズな動き
  4. ワンクリックでZ面の指定
  5. 広範囲の素材形状設定
  6. 任意方向からの素材認識可能なインテリジェント荒加工

WorkNCはダイナミックストックモデルを使って、削り残った素材を自動的に検出します。

ダイナミックストック機能は、荒加工ツールパスをリアルタイムに更新し、工具長による干渉を減少させるために工具とホルダーを考慮することで加工の信頼性をさらに高めます。

高精度な素材形状の定義を行うことで、高品質で効率的な荒加工ツールパスを作成できます。

WorkNCには、素材形状の設定方法が5種類(シンプルソリッド、ユーザー定義ソリッド、シリンダーブロック、鋳物形状、CADモデル)あります。組合せを含むあらゆる素材形状の定義が可能です。

ヴェロソフトウェアは、再荒加工ツールパスの効率性の改善に常に取り組んでいます。

WorkNCでは固定5軸を使ってアンダーカットを加工することができます。

また、3Dストックモデルは体系的に更新されるため、徐々に工具を小さくしながら再荒加工を繰り返すことができます。

WorkNCには、滑らかな動きと加工ノウハウに基づき、自動的に最適化された加工条件を保証する幅広い種類の荒加工ツールパスがあります。

これらはすべて工具やマシン寿命を延ばすだけでなく、WorkNCによる高性能な加工を実現するために構成された機能です。

WorkNCグローバル荒加工/再荒加工

ツールパス名が示しているように、平面の領域(残し量がゼロに近い場合でも)を加工するために設計された加工で、コーナー部においても小径のカッターを利用した加工が可能です。

これは、傾斜壁上の削り残し部でさえも、自動的に認識することが可能です。

このツールパスは、一般的に最初の荒加工が終わった後、特にグローバル荒加工の後の加工として非常に適しています。

形状輪郭上で使用した前の加工と同じ工具を利用することが可能ですが、平面とその壁の加工だけに集中し、最適化された動きと均一な送り速度になるだけでなく、傾斜アプローチを用い素材を除去するように設計されています。

WorkNCトロコイド荒加工(硬素材向け)

トロコイド荒加工ツールパスは、硬い素材の加工やZピッチを大きく設定する場合の加工に適しています。

このツールパスは、ポケット形状やコーナー部分などの狭い領域に対して、工具の負荷に制限を持たせた加工をするように設計されているだけでなく、加工は工具の磨耗を抑えるダウンカットで行います。
また同じ工具および同じツールパスで、Zステップを小さくして再荒加工ツールパスの効果を上げることも可能です。

WorkNC のダイナミックストック機能と同時に利用すれば、最適化と生産性の向上を実現します。

WorkNCスパイラルコア荒加工

スパイラルコア荒加工ツールパスは、コア形状の加工や外側から内側に加工する形状加工に最適です。

この機能では、高い加工送り速度による、高硬度材の加工に有効です。

このツールパスは、各Zレベルをそれぞれ1本のパスで加工するため、非常にスムーズに仕上がります。

WorkNCHVR突き荒加工

大型パーツ荒加工(HVR突き荒加工)は、革命的な荒加工ツールパスです。

HVR突き荒加工では、迅速に大量にストックを除去できる加工で、特に大きなワークに有効です。

このツールパスを使って加工時間が50%以上短縮できたという事例がWorkNCユーザー様からも報告されています。

このツールパスは、特に古い加工機との組み合わせにおいて有効で、加工負荷はスピンドルにかかります。

横方向の負荷を最小限にすることで工具のたわみが軽減されます。

加えて、通常の加工に比べ、大きなステップを利用した大量切削を実現できます。

また、工具の種類や計算速度、仕上がりの品質に合わせ、3種類の加工動作を選択することも可能です。

WorkNC3軸仕上げ加工

あらゆる仕上げ加工におけるニーズに対応するため、WorkNCには幅広い種類の仕上げ加工ツールパスが搭載されています。

簡単操作が特長のWorkNCは、最初のパラメータ設定で、自動的に仕上げ加工ツールパスを作成することが可能です。

WorkNC一目でわかる特長

  1. 異なる加工で高い仕上げ品質を実現するために加工方法を自由選択
  2. 高速加工に適したスムーズな曲線
  3. アプローチを大幅に削減するための等高線レベル間のスパイラル移動
  4. 仕上げ加工品質を向上させるモーフィングツールパス
  5. ホルダー干渉回避
  6. 必要によりエッジの回り込みを回避するエッジ機能
  7. 形状に合わせたツールパスの最適化

全ての仕上げ加工ツールパスは、高速加工のテクニック(コーナースムージングR、円弧アプローチ、Zレベル間の移動と島の加工など)を使う時に最高レベルの動作を行うように最適化されました。ホルダー干渉回避機能は、全ての仕上げ加工ツールパスに対応した標準機能です。

WorkNCは20種類以上の仕上げ加工ツールパスを搭載した、業界の中でも認知されているCAD/CAMソリューションの1つです。ツールパスの種類が豊富なため、形状がいかに複雑であっても最適で信頼できる加工方法が見つかります。

主な仕上げ加工ツールパスの概要は以下のとおりです。

WorkNC等高線仕上げ加工

等高線仕上げ加工は、垂直壁や急勾配または、カーブを多く含む形状を加工するための標準ツールパです。

このツールパスは、高速加工用にレベル間の移動を意識させないスパイラル動作だけでなく、スムーズな円弧動作が可能になるものです。

このツールパスも、加工時間を削減するために最適化し、自動的にアプローチを追加しパス折れによるカッターマークを回避して加工品質を向上させます。

WorkNC走査線仕上げ加工

走査線仕上げ加工は、標準的な仕上げ加工ツールパスで、大きな金型やWorkNCがサポートする全ての工具に対応しています。

これは、極端に勾配の付いた面以外の部分を加工する際に最も適した加工方法です。

また、自動的に、急勾配の付いた面の加工を回避することが可能です。

スムーズな円弧アプローチ機能は、接戦方向への延長で削り残しを防ぎ、完全な仕上げ面を可能にするだけでなく、パス間で利用することができます。

WorkNC等高線最適化加工

等高線最適化加工ツールパスは、通常等高線仕上げ加工と併用します。

これは、比較的平面に近い部分をいろいろな方法で加工することができます。

また、必要に応じて平面部分を加工する、加工しないを選択できます。

”前工程(等高線仕上げ)のスムージングRによる削り残し回避”は、ストックが多く残っている部分にパスを出さないようにすることが可能です。

WorkNC走査線最適化加工

走査線最適化加工ツールパスは、指定した角度よりも急な斜面部にツールパスを出すことができ、通常走査線仕上げ加工と併用し、走査線ツールパスとは異なるの向きで利用します。

WorkNC平面仕上げ加工

平面仕上げ加工ツールパスは、パーティング面のような比較的大きな平面加工をするのに適しています。

スムーズなスパイラルポケット加工や大きな円弧アプローチによって高速加工にも最適です。

また、平面仕上げ加工ツールパスは、平面に付随する垂直壁も自動的に認識し加工することが可能です。

WorkNC3D複合曲面加工

3D複合曲面加工ツールパスは、一般的な形状の仕上げ加工に適しています。

色々な素材に対応し勾配の有る無しに関わらず、一定した加工を行います。

スパイラルの移動で、工具に一定の負荷がかかることで、きれいな仕上げ面を得られます。

WorkNC3D仕上げ加工

3D仕上げ加工ツールパスは、選択されたサーフェスの輪郭に自動的に合わせて動きを行う、全く新しい高品仕上げ加工です。

スパイラル移動によってアプローチやピッチ間移動は最小限に抑えます。

選択した面に最高の加工面をもたらします。

WorkNCISO仕上げ加工

ISO仕上げ加工ツールパスも、全く新しいツールパスです。

選択された面のISOパラメータから、ツールパスの軌跡、スタートポイントや加工の向きが決められます。

ISO仕上げ加工はより専門的なツールパスで、高品質の加工面をもたらします。

WorkNC固定5軸加工

WorkNCでは、ツールパスやマシン設定に関わらず、どのような方向、ビュー、角度からでも加工できます。

固定5軸加工機能は、すぐに利用でき、加工に自由度をもたらすことができます。

加工の向きは、簡単に"ビュー"を定義するだけで利用できます。

急勾配の壁や、アンダーカット部分、特殊な角度で加工しなければならない場合など、簡単な入力設定のみで利用できます。

WorkNC一目でわかる特長

  1. どのような角度からでも固定5個加工が利用可能
  2. どのようなツールパスも利用可能
  3. 3軸加工同様のホルダー干渉回避機能
  4. マシンシミュレーションで機械との干渉チェックが可能
  5. 加工機の特性に合わせた角度選択が可能
  6. 工具の向きを機械と共に決定可能
  7. 傾斜面穴あけ加工ポスト対応

特定の5軸加工機と干渉のない加工が可能な、固定5軸加工向けの機能がいくつかあります。
ホルダー干渉計算では、最少の工具長を計算し、自動的にホルダーの干渉チェックを行います。

全ての3軸のツールパスに対応し、干渉部と未干渉部を論理的に分割することができます。

シミュレーション機能では、マシン動作やツールパスの軌跡を、NCデータを加工機に送る前にシミュレーションで確認ができます。

最初の動きだしコントロール、特にマシンヘッドのポジション角度が重要です。"ビュー”指定で複数の角度指示ができます。

また、シミュレーション機能ではスタート角度を選択できるだけでなく、同じ角度をポストプロセッサでも選択可能です。

この機能は、深いキャビティ形状などを加工する時や壁との干渉を避けるのに有効です。

ポストプロセッサから、"傾斜面指令"の特別なコード(例:Heidenhain用のPLANE SPATIAL、Siemens用のCYCLE800)を出力できまるだけでなく、機械の特性に合わせた角度を自動的に出力します。

穴あけ用のドリルサイクルも出力可能です。

WorkNCは、360度どのような角度からも認識できる3D素材認識機能が搭載されています。

この素材認識機能では、継続的に任意のツールパスに基づいて更新され、どのような角度からも荒加工や削り残し加工を利用することが可能です。

このように、3Dストックモデル機能で、アンダーカット部においてどのような削り残しの加工でも、考慮して更新されます。

WorkNC同時5軸加工

WorkNCの同時5軸加工は、すべてのお客様が簡単な自動プログラミングと統合された干渉回避により5軸加工特有の複雑さを解消し、同時5軸加工のメリットをもたらすCAD/CAMソリューションです。

WorkNCの同時5軸加工は非常に簡単で、殆どのプロジェクトで同時5軸ツールパスを自動作成することができる、安全で信頼できるシステムです。

WorkNC一目でわかる特長

  1. 効果的なツールパス作成
  2. ガイドカーブ、セクションやサーフェスに基づく簡単なツールパス作成
  3. Auto 5: 3軸ツールパスを同時5軸ツールパスに自動変換
  4. トリミング、ポケット、ブレード加工、チューブ加工、インペラ加工とレーザー加工などの個々のアプリケーションが持つ特別な加工方法
  5. 完全なシミュレーション

WorkNC金型加工用同時5軸加工

WorkNC Auto5は、5軸加工の分野において類のない革命的なモジュールです。
Auto5では、選択した5軸マシニングセンターの仕様を考慮にいれながら、既存の3軸ツールパスをもとに同時5軸ツールパスを自動作成することができます。

WorkNC Auto5は、3軸ツールパスから干渉のない同時5軸ツールパスを自動的に作成します。
短く剛性の工具を使用し、一度の設定で仕上げることを可能にします。

この方法は、仕上げ加工として必要な電極加工数を減少させます。

WorkNC部品加工用同時5軸加工

WorkNCの同時5軸加工モジュールもまた3D形状に対して同時5軸ツールパスを直接作成することができます。

WorkNCの同時5軸ツールパスを使用することで、非常に複雑な形状に対して複数の異なる設定を行うことなく、最高水準の信頼できる加工を行うことができます。

操作が簡単なWorkNCは、異なった5軸加工方法を用いて、お客様のマシンに合わせた5軸ツールパスを短時間で作成することができます。

標準同時5軸ツールパスは、業務準備を容易にして、迅速なツールパス作成を実行するために(ガイドカーブ、セクションやサーフェス)、3つのカテゴリーに分類されます。

最適な結果を得るために、お客様はツールパスのプレビューを見ることができ、工具寿命を最大限に延長するために、スムーズさ、リード角の追加、工具方向などの変更を加えます。 
 

WorkNC同時5軸加工のグラフィック表示とシミュレーション

WorkNCは、選択したマシンとともに3軸、固定5軸、同時5軸加工ツールパスのシミュレーションを行います。

同時5軸加工のグラフィック表示では、異なる稼働部(パーツ、工具、ホルダー、マシンヘッドなど)の干渉をチェックすることができます。

また、お客様は、独自の新しい仮想5軸機械をグラフィック表示することができます。

WorkNCの同時5軸加工は、WorkNCの3軸加工モジュールと同様の使いやすさと信頼性をそのままに設計されています。

WorkNCの同時5軸加工ソリューションは、信頼性と効果的な結果を得るのに最良の選択と言えるでしょう。

WorkNCショップフロアCAM

多くのメーカーでは、現場で直接CAMプログラミングを行うようになりました。

WorkNCのメリットとして、短い時間でのプログラミング作業が、現場における利用の幅を広げています。

WorkNCの自動機能と使い易いインターフェイスは、加工現場作業において理想的なツールです。

WorkNC一目でわかる特長

  1. 使い易いインターフェイスで、短時間で立上げが可能
  2. 効果的なCAMプログラミング
  3. 高速計算
  4. 自動加工動作
  5. 短い工具を安全に使用するためのツールホルダー干渉チェック

WorkNCは、不要なサブメニューや局部オプションなく、直観的なユーザーインターフェイスを搭載しています。

この合理化されたインターフェイスは、短い時間での立上げを可能にします。
いくつかの基本的な加工パラメーターを入力することで、お客様の部品形状をプログラミングし、干渉しないツールパスを計算します。

可能な限り最短時間でお客様の部品形状をプログラミングするために、テンプレートやライブラリを使ってCAMプログラミングを自動化します。

自動加工機能は、プログラミング時間を簡単かつ迅速にします。

WorkNCは、ストック状況を追跡するためのダイナミックストックモデル管理機能を使った自動荒加工と再荒加工機能を搭載しています。

削り残し加工を含む自動仕上げ加工は、迅速かつ効率的に細部を加工することができます。

WorkNCは、プログラミングが速いだけでなくツールパス計算も速いシステムです。

マルチコア計算によるマルチコアCPUの活用や64bit OS対応による大容量メモリーの利用など効果的なアルゴリズムを使うことで、WorkNCは大きい形状や非常に複雑な形状でも、今まで数時間掛かっていたものを数分でツールパス計算をすることが可能です。

超高速計算には、形状プログラミングに必要な時間を大幅に短縮するための自動ツールパス作成機能を組み合わせています。

高速プログラミングは、それをバックアップするツールパス計算が信頼できるものでなければ殆ど意味がありません。

WorkNCのツールパスは、全ての加工段階で干渉しないように自動で干渉チェックを行います。

WorkNCは、お客様がしばしば検証シミュレーションを実施することなく動かすことができる、有効的かつ高品質のツールパスを作成します。
ツールパスは、干渉しない加工環境を維持しながら、最短工具が使用できる工具ホルダーかをチェックすることができます。

WorkNCの特長の操作が簡単、高速計算、高信頼性が、現場で直接プログラミングを実現するために理想的な環境を作ります。

必要に応じて形状は計算され、プログラミングに必要な時間を短縮します。

ショップフロアプログラミングは、変更を実施するのに必要な時間を減らします。

個々のミーリング加工に最も精通したプログラミングを行うことが可能です。

WorkNC加工準備

ツールパスを作成するには、プログラミング作業が多くの時間をしめます。

WorkNCは、プログラミング前に必要な作業を完結するCAM指向のCAD機能が含まれています。

シーケンスのような自動化ツールは、プログラミングを簡素化するために作成することが可能です。

モデルを加工するために準備に費やした時間を短縮し、より迅速に加工することができます。

  1. 自動モデル準備
  2. 形状検証ツール
  3. 穴または他のオープンエリアを埋める
  4. カーブ作成
  5. ツールライブラリとシーケンス

WorkNCは、加工工程を補強または自動化するためにたくさんのツールが用意されています。

それらのいくつかはCADツールで、加工を簡単にします。

他にはCAM中心のもので、バックグラウンドで自動的に実施できるツールがあります。

CAM中心のツールは、お客様が設計部門から独立して業務準備全てを最適化できるように設計されています。

完全自動化ツールは、形状を読みこんでいる間にデータの整合性とデータ準備を含みます。

多くのCAMシステムは、たった1つのツールパスを作成する前に部品形状をステッチおよび回復するのに、集中的なCAD業務の時間が必要です。

他方では、WorkNCは常に形状読込みおよび初期化の後、直ぐにツールパスを作成する準備を行います。最初の形状起動時に、WorkNCは最初に干渉しない信頼性のあるツールパスを必要なデータとエレメントとして作成します。

WorkNCのCADモジュールは、CAMプログラマーを支援するために設計された多くのツールがあります。

検証ツールは、形状のコーナーRや、形状のドラフト角が全ての平面エリアと全ての垂直エリアや任意のアンダーカットかどうかを見つけるのに使用することができます。

任意の位置におけるビューセクションカットが可能で、カーブにセクションカットを変える事さえもできます。

サーフェス作成ツールは、データの小さなギャップを埋めるために使用することができ、加工する前に穴やポケットをすぐに覆ったり、覆って一体化することができます。

カーブは、他の曲線や3Dモデル形状から、どんなスペースでも、同様に作成することができます。
これらのカーブは2軸カーブ加工機能向けの入力として使用することができます。

カーブもまたツールパスを含むバンダリーとして使用することもできます。

または、加工時にドライブカーブとして使用する事も可能です。

WorkNCに搭載される他の機能は、プログラミング工程をより自動化するために使用できます。

ツールライブラリは、特定のツール向けに工具パラメータの全てを保存することができ、必要な時に自動でデータを入力することが可能です。

シーケンスは、一度で全てのパラメータを指定して、複数の加工オペレーションを提供するために読み込むことができます。

例えば、硬鋼荒加工シーケンス。

シーケンスは以前の加工業務から非常に簡単にすることができます。

WorkNCCADトランスレーター

WorkNCのCAD標準インターフェイスは、他のCADシステムから取り込んだネイティブCADファイルをWorkNCに完全補完するものです。

CAD標準インターフェイスは、お客様とのデータ管理の問題を軽減または排除します。

  1. 複数かつ高額のCADシステムを購入することなく、お客様からのネイティブCADファイルを読み込めます
  2. お客様とのデータ変換の問題またはデータ紛失を排除します
  3. ネイティブCADファイルから加工まで直接行います
  4. お客様が形状の変更を行うために、WorkNCのCADモジュールにネイティブCADファイルを読み込みます

加工向けにCADデータを開くとき、受け取る可能性のある2つの異なるファイルがあります。

一般的には、ニュートラルファイル形式またはネイティブCADシステムの特有ファイルです。

ニュートラルファイル形式の例としては、多くのCADシステムの出力で一般的な形式のIGESやSTEPです。
ネイティブCAD固有のファイルは、Dassault CATIA®やSiemens NX®のようなCADシステムによって直接保存される実際のバイナリ―ファイルです。

WorkNCには、IGES、STEP、STLのような一般的なニュートラルファイル形式が含まれています。

具体的なネイティブCADファイルは、WorkNCのCAD標準インターフェイスでファイルを開くのに使われます。

WorkNCのCAD標準インターフェイスは、ネイティブCADファイルを開く時に、実行と信頼性の最適な状況を提供するために継続的に開発されています。

WorkNCのCAD標準インターフェイスは、常にネイティブファイル形式に変更したときに現在の状況にアップデートされます。

データの統合性については、多くのメーカーはむしろニュートラルファイル形式ではなく、ネイティブCADファイルをベンダーへアウトプットすることを好みます。

WorkNCのCAD標準インターフェイスを使うことは、メーカーがニュートラル形式にアウトプットすることを依頼することなく、お客様のネイティブCADファイルを受け取ることができます。

多数ブランドのCADシステムを購入する経費の追加負担をするよりも、お客様のデータを受け取るためだけに、ダイレクトトランスレーターを使うことで費用が抑えらます。

WorkNCのCAD標準インターフェイスは、最高レベルのお客様との互換性を提供します。

さまざまなニュートラルファイル形式で直面するかもしれないトランスレーターの問題を解消します。

WorkNCのCAD標準インターフェイスは、全ての主要なネイティブCADファイルで利用可能です。
例えば、Dassaul CATIA® V4・V5・V6、Siemens NX®、Siemens Parasolid®、Dassault SolidWorks®、PTCのCreo Parametric (Pro/ENGINEER)®、PTCのCADDS®、Siemens SolidEdge®、Autodesk Inventor®、JTフォーマットです。

CADネイティブファイルから直接WorkNCを使って加工します。