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HyperMILL.v2018.1 (64ビット) 日本語版

HyperMILL
【2023,12月】 hyperMILL では、荒加工・仕上げ加工・穴あけ加工向けのハイパフォーマンス加工総合パッケージhyperMILL MAXX Machiningをサポートしました。
製品 HyperMILL バージョン 2018.1
言語 日本語版 分類 CAMソフト

hyperMILLは、2~3D・高速加工・割出/同時5軸加工からmillTURNモジュールによる複合加工、さらにはマルチブレード・タービンブレード・チューブ・タイヤなどの特徴的な形状を加工する専用アプリケーションに至るまで幅広い加工手法を備え、全ての加工機能において共通化が図られたユーザーインターフェースにより、極めて複雑な加工プログラミングであっても非常にシンプルなオペレーション実現できます。
hyperMILL  

HyperMILL 特長

  • 64bit OSを完全サポートし、マルチコアCPUのリソースを有効活用することで、安定性の高い演算を実現します。
  • 全ての操作において、統一されたGUIで行うことができ、短時間で操作を習熟することができます。
  • hyperCAD、SolidWorks、Autodesk InventorといったCADと完全統合することにより、 CAD/CAMシステムとして運用できます。
  • フィーチャーテクノロジーとマクロDBによる2次元加工の自動化が行えます。
  • hyperMAXXにより最適化された高速加工と大幅な工具寿命の延長を実現します。
  • 5軸制御自動モードと自動干渉回避による最強の同時5軸加工を実現します。
  • インペラー、チューブ、シングルブレード、タイヤの加工には専用モジュールを用意しています。
  • 統合された切削マシンシミュレーションで簡単に加工確認が行えます。

HyperMILL 主要機能

2軸加工

  • 平面加工
  • ポケット加工 島部の有無の双方をサポートするオープ
    ンポケットと閉ポケット加工、および円形ポケットと長方形ポケット加工 詳細
  • 輪郭加工 開輪郭と閉輪郭加工 詳細
  • 削り残り部加工 素材の削り残りの加工 詳細
  • ドリル加工
    (1)自動フィーチャー認識(穴、ポケット)
    (2)5軸穴あけ加工

HyperMILL  3軸加工

  • 荒加工 CAD データからの任意ストックモデル定義
  • 仕上げ加工:走査線仕上げ加工
  • 仕上げ加工:等高線仕上げ加工
  • 削り残り部加工 削り残り部の加工
  • その他:等高線最適化加工 電極や機構部品の加工
  • その他:3次元ピッチ加工 低傾斜と急勾配を併せ持つモデルへの加工
  • その他:面沿い加工 個々のサーフェイスへの加工
  • その他:フリーパス加工 筋彫り加工やエッジ部の加工
  • その他:リワーク加工 干渉回避のためのツールパスの編集

HyperMILL  汎用同時5軸加工

HyperMILL5軸金型加工モジュール

"金型"だけでなくさまざまな分野で使用可能な加工機能です。

2~3軸加工機能との操作面での違いはたった"3項目"の数値入力のみで、5軸 機能でありながら、無駄な軸の動作を最小限に抑えて"高品質加工"を可能にします。


HyperMILL5軸サーフェイス加工モジュール

航空機部品加工などで従来から必要とされてきた5軸加工機能ももちろん搭載しています。


HyperMILL5軸特殊形状加工用専用モジュール

HyperMILL  5軸加工機能のイメージ

HyperMILL固定5軸加工におけるhyperMILLの特徴

操作面では、加工原点の他に各加工時の[加工方向]を任意指定するだけで固定5軸加工が可能となっております。また、運用面ではユーザがお持ちの5軸加工機の制御装置オプション(傾斜面加工指令・角度割出マクロ等)に適合した形式での出力も可能で、これにより運用面でも大きな効果が期待できます。


HyperMILL同時5軸加工に対するアプローチの違い

他の一般的なCAMが提供する同時5軸加工機能は、5軸全てを動作させるための機能であるのに対し、hyperMILLが提供する同時5軸加工機能は、最大で5軸までの動作を許しつつ、極力少ない軸数で加工する機能を提供しています。 高品質が求められる加工では、[5軸]が使用可能といえども極力少ない軸数での動作で加工すべき、というのが常識です。hyperMILLの同時5軸加工機能ではオペレータが意識せずとも自動的に無駄な軸の動作を排除して、高品質さらには高速での加工を可能にしています。

HyperMILL  CAD プラットフォーム

hyperMILLはCAD/CAM一体での運用を前提としたアプリケーションであり、そのプラットフォームCADとしては、「CAMのためのCAD」をコンセプトに開発されたオリジナルモデラ― ”hyperCAD-S” 、全世界で大きなシェアを誇るミッドレンジソリッドモデラ― ”Solidworks” などが選択可能

CAD プラットフォーム  

hyperMILL® CAD CAMソフトウェア: hyperMILL® バージョン 2016.1

hyperMILL® 2016.1 では、荒加工・仕上げ加工・穴あけ加工向けのハイパフォーマンス加工総合パッケージhyperMILL® MAXX Machiningをサポートしました。独自の革新的機能である「タンジェントプレーン加工」をはじめとする加工パフォーマンス向上に大いに役立つ数多くの新機能を実現したこのパッケージに加え、新しい3D等高線荒加工(削り残り部)、hyperCAD®-Sに新たに採用されたメッシュ機能等、多くの機能強化も図られています。  

HyperMILL   機能全般

インタラクティブな選択  

HyperMILLインタラクティブな選択

CAMのためのCAD機能が強化され、CADシステム上で切削上面、下面、クリアランス高さをインタラクティブに定義できます。* これらのプレーンは、見やすい大きさにサイズを変更することもできます。

 

メリット: 操作性と安全性の向上



 

*hyperCAD®-S専用機能

 

HyperMILL    CAM – 3Dモード

3D等高線荒加工(削り残り部)  

HyperMILL3D等高線荒加工(削り残り部)

CAMのためのCAD機能が強化され、CADシステム上で切削上面、下面、クリアランス高さをインタラクティブに定義できます。* これらのプレーンは、見やすい大きさにサイズを変更することもできます。

 

超高速の計算時間を実現する新しいテクノロジー  
  • 超高速の計算時間を実現する新しいテクノロジー
  • 各ツールパス間をスムーズに接続し、ベストな面品位を実現
  • エアカット時の送り速度を高速化し、効率の高い加工を保証します
  • 製品に対して完全に干渉の無いツールパスが作成され、早送り移動においても加工中のストックモデルに干渉の無いリンク動作が作成されます。
 

メリット: 工作機械や工具への負荷が軽減され、加工時間と計算時間が大幅に短縮されます。

 

HyperMILL    CAM – 5軸加工

 

HyperMILL3D/5軸等高線仕上げ加工

下方から加工開始し、上方へ加工していく新しいオプションがサポートされました。この加工手法は、特に5軸加工で最適に活用できます。すべてのツールパスについて干渉チェックが行われます。電極や金型の加工に効果的です。この機能は3D等高線仕上げ加工にも使用できます。

 

メリット: 仕上がり面品位の向上、工具負荷の軽減

 

HyperMILL     工具データベース

工具形状の自由な定義      

HyperMILL工具形状の自由な定義

hyperMILL® 2016.1は、工具形状を自由に定義できる柔軟な独自機能を備えています。この革新的な技術を活用すれば、特殊な工具や複雑なシャンク形状を簡単に定義できます。hyperMILL® 2016.1では、この自由に定義された形状を計算やシミュレーションに使用することができます。


 
工具データベース      
  • シャンク形状をフリーハンドもしくはパラメータで定義できます。特殊なシャンク形状あるいは工具ホルダーは形状へ完全に投影され、干渉チェックにも対応しています。
  • 工具先端の形状を自由に定義できます。正確な位置を見極めることにより、加工する範囲に対する最適な傾斜が可能となります。この新機能は5軸リワーク加工でサポートされ、極めて優れた柔軟性を提供します。

メリット: 柔軟な工具定義、特殊工具への対応

 

HyperMILL    CAMミルターン

工具データベース切削位置の設定  

HyperMILL工具データベース切削位置の設定

工具データベースを使用し、旋削の切削位置の定義と管理を簡単に行えるようになりました。インサートの指令点をユーザー定義ポイント、仮想刃先点、ノーズR中心で設定可能です。hyperMILL® 工具データベース内の工具にさまざまな切削点を定義できます。さらに、複数の工具姿勢の定義も行えます。切削位置と参照点は、工具データベースから自動で設定されます。

メリット: 切削位置の視覚化、分かり易い定義

 

HyperMILL    マクロ&フィーチャーテクノロジー

マクロ&フィーチャーテクノロジー      

HyperMILLポケットの認識

異なる平面高さにある開ポケットと閉ポケットの両方のエリアを自動的に認識します。カラーテーブルのエリア認識により、複雑なポケットも簡単に認識できます。エリアはマニュアルで定義することもできます。この新機能を使うと、ポケットを非常に効率よく加工できます。

メリット:複雑なポケットも簡単かつ迅速にプログラミングが可能

hyperMILL® MAXX Machining

昨今、かってないほどスピードが重要視されています。それがOPEN MINDが荒加工、仕上げ加工、穴あけ加工で高いパフォーマンスを発揮する総合ソリューション、hyperMILL® MAXX Machiningを開発した理由です。

トロコイド状のツールパスは、きわめて高速な素材切削を保証します。バレル工具を使用する革新的な加工手法は、記録的短時間での仕上げ加工を実現します。切削工具を傾斜させて穴あけ加工を行う加工モードでは、難削材に対する穴あ。

hyperMILL® MAXX Machining  

HyperMILL     タンジェントプレーン加工

タンジェントプレーン加工      

OPEN MINDは、特に平面加工用アプリケーションとして革新的なタンジェントプレーン加工を開発しました。テーパーバレル工具を使用した場合、従来の手法に比べて加工時間を最大90%短縮できます。タンジェントプレーン加工では、この工具形状を活かして、平面加工に対して理想的な仕上がり面を実現できます。高度な自動化機能が、加工軸方向やラップ量を最適化します。この方法で、工具の届きにくい領域も効率的に加工できます。

 

HyperMILL    CAD統合: hyperCAD®-S

メッシュ – 切削に対応したメッシュモデルの迅速な準備

メッシュ – 切削に対応したメッシュモデルの迅速な準備  

スキャンされた製品、鋳鍛造部品、クレイモデル、金型:3Dスキャナは幅広い用途で使用されています。3D製品のすべての形状を高精度・高解像度で読み取ると、そのデータの多くは大容量になります。 CAMプログラマは、スキャンされた一連のデータから、メッシュを加工するための基礎データをすばやく作成する必要があります。最高の加工結果を達成するため、CAMプログラマは、hyperCAD®-S Meshを利用して、メッシュ状態の偏りを迅速に修復し、測定分析を実行できます。さらにはメッシュを加工するための確認と準備を効率的に進めることができます。

 

メッシュモデルの加工用に6つの新機能がサポートされました。

HyperMILL     メッシュ スムージング

メッシュ状態の偏りを修正するために、メッシュをスムージングします。

メッシュ状態の偏りを修正するために、メッシュをスムージングします。      

HyperMILL    メッシュの簡略化

図形を崩さずにメッシュの密度を減らすことができます。データ量を軽減できるので、モデルに対する計算が速くなります。

メッシュの簡略化      

HyperMILL     メッシュエリアの穴埋め

メッシュの穴を簡単に塞ぐことができます。

メッシュエリアの穴埋め      

HyperMILL     メッシュクラスタの分離

離れたところにできたメッシュを削除することができます。

HyperMILL     フェイスからメッシュを作成

フェイスやソリッドモデル(オープンソリッドを含む)からメッシュを作成できます。

HyperMILL     メッシュの分割

メッシュモデルを平面要素で分割することができます。切断結果がスムースになる様に、切り口の三角メッシュは再作成されます。

HyperMILL    CAD・CAMデータ向けビューア:情報共有を進め、現場でのミスを減らす

hyperCAD®-S      

hyperCAD®-S Viewer: CADデータのみに対応          

hyperCAD®-S Viewer: CADデータのみに対応

このビューアは、CADデータを簡単に閲覧して工程計画をたてたり見積りを作成したりする業務部門に最適なモジュールです。ビューアは多彩なフォーマットをオプションでサポートしており、hyperCAD®ファイル、IGES、STEP 、DXF/DWG、点群、Parasolid®のほか、Catia V4®およびV5®、Autodesk® Inventor®、Siemens NX®、SOLIDWORKS、PTC® Creoにも対応しています。

 

hyperMILL® SHOP Viewer: CAD/CAM両データに対応          

hyperMILL® SHOP Viewer: CAD/CAM両データに対応

全な加工データや形状、要素情報にすぐにアクセスできます。hyperMILL®ジョブに関する詳細な情報を、製造プロセスに携わるすべての担当者が速やかに、かつ一貫して利用することができます。SHOP Viewerは、工作機械モデルやポストプロセッサー、POFファイル等を扱えるので、特別な設定をせずともhyperMILL® SHOP Viewer のワークステーション上で加工データを簡単に開くことができます。

 

シルエットカーブ      

HyperMILLシルエットカーブ

フェイスまたは形状全体の最外郭に対するシルエットカーブを迅速かつ簡単に作成できます。この機能は、フェイス、ソリッド、メッシュの各モデルに適用できます。CAM工程での輪郭作成がさらにスピードアップします。

メリット: 操作性の向上、輪郭準備の高速化

 

新しいスケッチャー      

HyperMILLシルエットカーブ

新しくなったスケッチャーにより、デザインスケッチを簡単に描けるようになりました。ミニダイアログボックスにデザイン値を入力するだけで、ラインの長さや位置などを数値で正確に指定できます。垂直、水平、接線等のガイドを作図中に表示し、作図をサポートしてくれます。これらの機能は、既存の曲線、フェイス、または境界線にも適用できます。

メリット: 利便性が高く、迅速なデザインが可能

 

スワーフ面      

HyperMILLスワーフ面

対象図形に対して、スワーフ加工に適したフェイスを簡単かつ迅速に作成できます。コーナーの内側に対しては自動的にフィレット挿入されます。これで最適な加工が保証されます。

メリット: 操作性の向上