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CIMATRON Ver.15 SP2P7(64ビット) 日本語版

【2023,12月】 Cimatron （シマトロン) は、3Dシステムズ社によって開発された高品位CAD/CAMシステムで、金型・試作製造の作業効率向上に特化したシステムです。
型設計に適したカーネルをベースにしたCADは、ソリッド、サーフェイス、ワイヤー要素によって柔軟な設計を可能にします。
設計情報はパラメトリックに保持され、設計意図の共有や製造工程を維持し易くします。
特に、機構構造をもつ複雑なアセンブリにおいてその効果を実感されるでしょう。
モデリング情報（製造属性を含む）をシームレスにNC環境へ継承させるこ
製品 CIMATRON バージョン 15.0 SP2 P7 (64ビット)
言語 日本語版 分類 CAMソフト
対応OS:WINDOWS 7 (64ビット),WINDOWS 8.1(64ビット),WINDOWS 10(64ビット)
Cimatron （シマトロン) は、3Dシステムズ社によって開発された高品位CAD/CAMシステムで、金型・試作製造の作業効率向上に特化したシステムです。
型設計に適したカーネルをベースにしたCADは、ソリッド、サーフェイス、ワイヤー要素によって柔軟な設計を可能にします。
設計情報はパラメトリックに保持され、設計意図の共有や製造工程を維持し易くします。
特に、機構構造をもつ複雑なアセンブリにおいてその効果を実感されるでしょう。
モデリング情報（製造属性を含む）をシームレスにNC環境へ継承させることにより、NCプログラミングを効率化させることができます。
作成されるツールパスは、高精度ストックにより無駄の少ない荒取加工から、2.5軸、3軸、更には、同時5軸加工まで対応します。

CIMATRON製品特長

CIMATRON柔軟なモデリング機能

完全なソリッド化しないと設計を進められない他のシステムとは違い、例え、モデルに隙間があっても作業継続が可能です。

CIMATRON微細モデルから大型アセンブリまで対応

レンズアレイのような超精密微細モデルの加工、或いは、3D曲面上の鏡面仕上げを実現するヘール加工といったナノレベルの加工だけでなく、自動車のバンパーなどの大きなアセンブリモデルにおける高精度・高効率加工にも対応できます。

CIMATRON微細モデルから大型アセンブリまで対応

カタログパーツの利用と高度なアセンブリ機能により、小物から大規模な金型まで幅広くサポートします。また、設計プロセスで重要となる構想設計やコラボレーション機能に柔軟に対応することにより、プラスチック型設計を強力に支援します。

CIMATRON微細モデルから大型アセンブリまで対応

ユーザの経験と判断を活用するための融通性を維持しながらも、生産性を向上させるために必要な自動化ツールを提供し、プレス型設計ワークフローを全面的にサポートします。

CIMATRONCAD機能

CIMATRONハイブリッドCAD

CimatronのCAD機能は、ソリッド、サーフェイス、ワイヤー要素が混在する完全ハイブリッドツールです。そして、全ての設計機能は統一データベースにより連動され、設計の変更が各工程の隅々まで反映されます。
融合されたソリッドおよびサーフェイスには、強力かつ豊富な機能を兼ね備え、いかなる形状に対しても柔軟に対応が可能です。特に、自動車業界などで必要とされる高度なサーフェイス機能も幅広くサポートしています。具体的には、隙間を埋めずに作業の継続を可能にし、自由曲面に強く、巨大なアセンブリデータでも柔軟に設計可能であり、その情報をCAMで使用できることも特徴です。

CIMATRONアセンブリを効率良く設計

CIMATRON柔軟で効率的な操作性

カスタマイズが容易なインターフェイスは、より直観的な操作を可能にし、システムを早く習得することができます。
他のCADから変換されたデータを読み込む際に、強力なヒーリング機能を備えているために、ソリッドが困難な場合にも、全モジュールにおいて、そのまま作業を進めることが可能です。

CIMATRONメッシュデータ編集機能

メッシュオブジェクト間のブーリアン演算、閉じた/開いたメッシュボディのオフセット、メッシュボディのシェル化、メッシュボディのフェア／単純化（間引き）といった最高クラスの機能を提供します。

CIMATRON製造属性をNCで活用

精度や公差といった製造属性を定義（または、色分けされたファイルをDI経由でインポート）し、所定の穴、シャフトまたは面に割付けることができます。この情報は、後で自動ドリルや製図で使用することができます。
切取りオプションを使って、コンポーネントを追加した際、切取りオブジェクトの穴属性を自動的に転送することができます。
例：エジェクターでプレートを切り取った後に、そのエジェクターが持つ属性を、プレート側の穴へ転送させることができます。加工する上での作業効率を向上させます。

CIMATRON製図

3Dモデルと連動し、多くの自動、手動の機能を備えています。ソリッドとして閉じていないモデルに対しても、ビューと断面を作成でき、製図テンプレートや事前に定義されたパラメータにより効率的な図面作成が可能です。
1度の操作で選択されたパーツやアセンブリから複数ビューをダイナミックに作成でき、図面にパーツやアセンブリのシェーディングビューを含めることもできます。

CIMATRON電極設計および加工

クイックエレクトロードにより、柔軟な電極設計が可能です。電極の抽出機能、強力な面作成と面拡張機能、ブランクやホルダーの標準形状、或いは、カスタムライブライリーなどの高度なツールを提供します。全工程、または特定の工程をテンプレートに保存し、簡単に利用することができます。
ソリッド電極
電極およびその拡張を迅速に設計するために、ソリッド操作を使用して電極を作成する機能です。これは、壁のないスロットや交差するスロットの場合に特に役立ちます。ユーザーは、いかなる形状や複雑な電極を迅速かつ柔軟に設計するために、ソリッド操作とサーフェス操作の両方を使用することができます。

CIMATRONCAM機能

NCプログラム効率を高める各種機能

CIMATRONNCプログラム効率を高める各種機能

パーツの材質、ジオメトリ、加工の向き、治具、初期ストック、機械、ポストプロセッサなどの汎用的なデータを事前に定義しておくことができます。
これは、NCセットアップというダイヤログで管理され、定義されたデータは、様々なNCプログラムの初期値として使用できます。
また、工具が複数の加工で使用される際、各材質には送り（FZ）や回転数（VC）など、異なる切削条件が必要です。
Cimatronでは、材質毎に異なる条件を1つの工具に含めることができます。

CIMATRON高精度ストック認識から効率の良い高品質加工を実現

3Dメッシュによる複数軸ストックモデルは、同時5軸加工を含むすべての手続きで更新されます。
残りストック表示は、スムーズで正確に残りストックを描画します。3Dメッシュに基いたストックモデルを使用し、エアカットなどを含む無駄なパスを最小限に抑え、安全で工具負荷に最適な送り速度が選択されます。

CIMATRON精密加工実績

CIMATRON特殊工具に対応

大きな曲面を持つ特殊（バレル）工具では、大きなダウンステップでの加工を可能にし、高い仕上げ品質を保持しながらも、加工時間を大幅に短縮することができます。
Cimatronでは、バレル、レンズ、オーバル工具を、仕上げと荒取り手続きにおいてサポートしています。また、特殊工具としては、ネジ切り工具もサポートしています。

CIMATRON5軸加工

多種多様な5軸機能を持ち、高精度な機械部品加工に適しています。
5軸加工機能の豊富なライブラリを持ち、テーパー、ロリポップ、スロットミルを含む、あらゆる種類の工具をサポートします。
そして、高度な干渉チェック機能による加工シミュレーションは、機械動作や治具を含め、実加工前の確認が可能です。

CIMATRONプレート加工ソリューション

CIMATRON超精密加工にも対応

光学デバイスなどに利用される非球面レンズ、各種レンズアレイ、フレネルレンズなどの製品やそれらの金型加工にご利用できます。
ナノレベルまでの正確な超精密加工に対応しております。次の画像のように、いろいろな3D曲面に対して、従来では磨きづらかったものでも、鏡面仕上げを実現できるようになりました。今後、様々な分野での活用が期待されています。

CIMATRONプラスチック金型

Cimatron プラスチック金型　柔軟なカタログ利用と高度なアセンブリ機能で支援

CIMATRON最適な型分割機能 - クイックスプリット

多くの分析、設計ツールを提供し、キャビティ設計の最適化を可能にします。
マルチキャビティやファミリーモールドを含む全てのレイアウトにおいて、大型で複雑なモデルを扱うことができます。
抜き勾配やアンダーカットの解析、異なる抜き方向へのサーフェイスの割り付け、型開きシミュレーションが簡単に行えます。
製品モデルのキャビ、コア、スライダへの分割、PL線、PL面作成を高速に行い、アンダーカット部の検出や、型割り分析を支援します。
アンダーカットおよび加工不可部分を検出し、カラーマップで表示します。
・角度解析時の色と値を自由に変更することがで
きます。
・モデルの稜線に表示されるマーキングを使用し
ながらアンダーカット部分の検索が可能です。
勾配角度解析、開き方向解析、パーティング解析ツール、ボディ整合性解析など、各種解析機能が充実しています。

CIMATRONモールド型アセンブリ設計作業の効率化

アセンブリのコンカレント作業により金型設計を向上
光学レンズアレイ、医療機器など超精密小型金型から自動車のバンパー部の大型金型まで、アセンブリの大小に関わらずサポートし、設計プロセスで重要となる構想設計やコンカレントエンジニアリングに柔軟に対応しています。これにより複数設計者による設計の同時並行作業が可能になり、更に生産性を向上させることができます。
柔軟にカタログを活用して効率良く金型設計を推進
様々なカタログにより構成されるモールドベースのプレートセットを、簡単に読込むことができます。設計プロセスのいかなる時点においても、フィーチャベースのモールド編集が可能です。フタバ、ミスミ、Hasco、DMEなど、多くの標準的なカタログを備えており、金型機構部（スライダー、リフターなど）の豊富なカタログがアセンブリで利用可能です。カタログ部品は、アセンブリへの組込み、配置、自動ポケット作成を簡単に行うことが可能です。部品のカスタマイズ、サブアセンブリの登録、再利用も簡単に行なえます。

CIMATRON金型設計変更管理

変更箇所の検出は、一つのコンポーネントのみに限定されず、複数のコンポーネントに対して実行することができます。例えば、変更を加えたモデルに接するスライダ部への影響も考慮することができます。従来のシステムとの違いは、コンポーネント全体を変更箇所と認識するのではなく、変更部分のみを検出できる点にあります。
Cimatronデータ（製図、BOM、解析結果画像、加工工程表など）を一元的に管理可能なので、組織全体のものづくり関連データの共有にお役立てください。
従来のシステムの比較結果
コンポーネント全体がハイライトされる。
Cimatron ECOの比較結果
変更が加えられた箇所のみがハイライトされる。
データ管理
CADデータ、図面、関連ドキュメント、部品表など、設計に関するデータを一元管理できる。

CIMATRON各種モールド設計アプリケーション

CIMATRON各種モールド設計用機能

フィーチャベース設計されたコア、キャビティ、スライダーに対して、各種設計専用ツールやモデリングツールを使用してエジェクター、リフター、冷却システム、ランナーなどを追加することができます。

CIMATRONプレス金型

Cimatron プレス金型　要素解析及び専用機能でトライアンドエラー軽減

CIMATRON順送プレス型セットアップウィザード

ユーザの経験と判断を活用するための融通性を維持しながらも、生産性を向上させるために必要な自動化ツールを提供し、金型精度の向上、コスト削減、ストリップ設計サイクルの短縮を実現します。 順送プレス型セットアップウィザードでは、適切なパラメータの定義を行う際に、プロンプト表示によって、プレス型ドキュメントのセットアップを支援します。ストリップパーツには、ストリップ自身、パンチ、順送コピー、パンチ/トリム、複合曲線、ミラーコピーなどのすべてのストリップ操作を含みます。
ダイ圧力測定
各パンチにおける圧力を視覚的に確認することができます。
ダイセット設定
各種カタログパーツから簡単に設定できます。セットアップダイアログによりサイズの変更にも柔軟に対応可能で、カスタマイズ性にも優れています。
トリミングパンチ設定
トリミングパンチの作成側（ストリップ上部、ストリップ下部）、深さ、各種オフセット等を設定できます。

CIMATRONパーツの予備解析

パーツの予備解析を行います。ブランクサイズ、板厚、安全領域（しわ、ひずみなど）、ストリップサイズなど、見積りに必要な情報を取得します。その後、ブランク機能などを使用して3Dモデルのフラットパターンを作成し、最終パーツの初期フォームとしてストリップ上に配置します。

CIMATRON成形ツール

ストリップ上に配置される予定の成形形状（中間形状）を作成します。プレス型の成形形状の作成順序は非常に柔軟です。各種成形ツール（曲げ、展開など）を使用して3Dモデルから成形形状を作成します。

CIMATRON統合的な有限要素解析

Cimatronの有限要素解析（FEM）は、高度なアルゴリズムで迅速にパーツ形状を解析できるので、発生しうる不正な結果を予測できます。その為、設計者は、試作製作の前に問題を修正することが可能です。高精度なパーツ解析を提供することにより、材料の厚みや割れ、しわを正確に把握し、製品の成形性や品質の向上を図ります。

CIMATRONAutoFormアプリケーションとの統合

典型的なダイデザインプロセスには、成形形状の作成、トリム最適化、スプリングバックの影響など、希望の結果を得る上で考慮するべき様々な要因を解析し、試行錯誤が繰り返されます。 その課題は、AutoForm社と共同開発されたAutoFormProgSimが統合されることにより解決されます。